このページでは韓国で起きた戒厳令について解説しています。
2024年12月3日の夜、韓国で戒厳令の宣布と解除が短時間に発表され、X(旧Twitter)で大きな話題になりましたよね。
深夜の間に宣布から解除が終わってしまってて、日本では何が何だかわかりませんでした。
そもそもって戒厳令って何なの?
これ誰がなんのためにやったことなの?
最初から最後までなんのことだか全くわからないんだけど、誰かわかりやすく教えてくれない?子供に聞かれても答えられないよ!
などと疑問に思う方がすごく多いんです。
今回はそういった方のために、詳しいながらもわかりやすく情報をまとめて解説してみました。
このページではこんなことがわかります。
- 韓国で発生した戒厳令って何?
- 誰が何の目的で起こした騒動だったのか
- 一連の流れをわかりやすくまとめ
わかりやすさ最優先でむずかしい言葉もなるべく使わないで解説しますので、厳密には事実と少し異なる所もありますのでご注意ください。
また、筆者は法律の専門家ではありませんし、韓国や政治について特に詳しい訳でもありませんので、おかしな部分もあるかと思いますがご容赦ください。(なるべく間違いのないようにお伝えしますが)
ニュアンスだけでも伝われば、と思います。
ではごゆっくりどうぞ(^ ^)/
韓国で発令された戒厳令とは
まずは今回の話のキモとなる戒厳令について説明しておきます。
戒厳令とは?
・戦争や大規模な自然災害などで国の治安が極度に悪くなった緊急事態時に発令されるもの
・法律を一時的に無効にして、大統領の指示が最優先となる
・通常は国会議員の過半数が賛成しないと発令できない
・1980年にも光州事件で発令されたが、この時は154〜198人の死者と、3028人の負傷者が出た。(死者数が複数あるのは諸説あるため)
今回この戒厳令が何の前触れもなく大統領の独断で突如発表されたため、韓国では大パニックとなりました。
一時的ではありますがとんでもない緊急事態になったことがわかります。
続きまして、当時の一連の流れを簡潔にまとめました。
戒厳令発令(宣布)から解除までの一連の流れ
すごく簡単に言うと、韓国の大統領である尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が、自身の政策に反発してくる野党の政治家が目障り過ぎて、「歯向かうやつは問答無用で全員逮捕!」というかなり無理やりな強権を行使した、ということです。
上でも書きましたが、通常は国会議員の過半数からの支持を得られないと発令できないものです。
それが今回は大統領の単独の行動で深夜にいきなり発表されました。深夜1時です。
当然、国会議員は議員会館に集結しますが、大統領は300人の軍を配備し議員が国会に入れないという状況を作っていました。
議員たちはどうにか銃で武装した軍の警備をかいくぐって建物内に入り(すごい話ですが)、戒厳令解除の投票を行ない、無事可決され解除に至った、というわけです。これが明け方4時。
なお、投票の時も大統領は「議員に投票させるな!」と軍に指示を出していたとのことです。
もうめちゃくちゃです。
でもいったいなぜこんなことが起こったのでしょうか?
戒厳令騒動の原因は?
実はこれはまだ収束していない騒動なんです。
ここまで読むとユン大統領が暴走しただけ、という風に思えますよね。
しかしユン大統領は元検察で、非常に賢く有能な人物です。
暴走に見えますが、考えなしにこんなことをしたとも思えません。
ではユン大統領は何が目的で今回の騒動を起こしたのか?ですが、これは韓国の政治家や専門家の間でもよくわかっていないとのことです。
不正な選挙を暴くための行動だったという噂も出ています。(軍が真っ先に動いたのが選挙資料を取り扱う部署だったため)
なんにせよ真実はこれから明らかになっていくでしょう。
この一連の話は韓国在住のYouTuberであるきばるんさんという方が詳しくわかりやすくお話しされていますので、ぜひそちらの動画を確認していただきたいと思います。
まとめ
以上、今記事では韓国で起きた戒厳令発令騒動について調べてまとめてみました。
長くなってしまったので、重要なポイントだけをもう一度まとめておきます。
重要ポイントまとめ
◆戒厳令とは、戦争や自然災害で国が危機に陥った時に発令される、大統領権限が法律の権限を超える状態
◆何の前触れもなくいきなり発表されたため、韓国は大パニックに
◆議員たちは深夜にも関わらず、命懸けでこの状態を解除した
◆ユン大統領の真の目的は何だったのかはこれから明らかになっていきそう
ということで今回はこのあたりで。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。
当ブログ『バズ汁』はこれからも韓国の情勢を追っていきたいと思います。
では。 (=´▽`=)ノ